”努力の行動”と”期待からの行動”のちがい
別の記事で「結果に期待しない行動こそ願望実現につながる」ということを書きました。
では、「努力」という名の行動はしない方がいいのか?
私の考えとしては、
「努力の行動」は願望実現を引き寄せます。
この記事では、「努力の行動」と「期待からの行動」の違いについてみていきます。
- “努力の行動”、”期待からの行動”について知りたい
- 引き寄せの法則を効果的に発動する行動について知りたい
”努力の行動”と”期待の行動”の違い
まずは努力と期待の違いを見ていきましょう。
- 努力: 自分の叶えたい夢に近づくために励むこと
- 期待: こうあってほしいと望むこと
”努力の行動”は、叶えたい夢と自分の現在地を把握し、今できることに少しでも励むのです。
努力は自分の理想の未来を描き、ポジティブな感情で行動できます。
一方で、”期待からの行動”は、現状の欠乏感をベースに行動することになります。
なぜ期待するのか。
それは、今の自分の状況に不満があるからです。
そして、期待からの行動は「これだけ行動したからこんな未来が待っているはず」なんていう思いにつながります。
努力はポジティブベースで、期待はネガティブベースなのがなんとなくわかりますか。
引き寄せの法則は、自分の発する感情と同じものを引き寄せると言われています。
そのため、行動のベースがポジティブなのかネガティブなのかは非常に重要です。
期待からの行動は落胆する
期待からの行動は、「○○したからこうなるはず!」という思いを抱いており、結果的にそうならなかったときの落胆がすごいのです。
たとえば、
あなたが副業で月1万円稼ぐことを目標にしたとしましょう。
「1日3時間行動したから3か月後には月1万円稼げるようになっているはず」と期待していたとします。
けれど、副業の収益は、かけた時間や労力に比例しないことも多いです。3か月間行動したところで収益にならないこともザラです。
3か月後には収益1万円を達成すると期待していたわけですから、夢が叶わなかったことに対して落胆しますね。行動をやめてしまう人も多いでしょう。
ですが、努力は違います。
仮に3か月後に月1万円の収益に達成していなかったとしても、努力はそもそも”今の自分”にしかフォーカスしていません。
その目標を達成できるまで、目標と自分の距離を埋めるために今できる行動を続けられるのです。
このように、努力の行動は確実に夢を手繰りよせます。
【注意】努力の本質を取り違えないこと
「しんどい」「辛い」などのネガティブな気持ちばかり感じている中で、
「努力はいつか報われる…」
なんて考えているのは危ないです。
これは努力ではなく、我慢や辛抱といったものです。
ブラック企業から抜け出せなかったり、自分の気持ちをないがしろにしてしまうことになりかねません。
努力の本質について取り違えないようにしてくださいね。
努力を努力と思わない行動が最強
努力というと、必死で動いているようなイメージがあるかもしれません。
ですが、自分が本当にやりたいこと、叶えたい夢への努力だったとしたら、その努力さえとても楽しいものになるはずです。
歌手を目指している人が「歌うことが嫌いで、練習いやだな~」なんて思うことはないでしょう。
その人にとっては、ただ楽しくて仕方ないという感覚に近いのかもしれません。
はたから見たらすごく努力しているように映るけど、当の本人は努力しているなんて思っていないかもしれません(もちろん、努力には変わりないのですけど)。
努力と思わない努力。
それこそが、最強にポジティブで引き寄せの法則を最大限に発動させるカギなのです。